SUMO DANCE

夏から秋にかけて、しばらくブログに手がつけられていなかったので、
少しずつ逆戻りしてみようかなと思います📼今回はじめて取り組んだ[相撲×ダンス
×音楽]のプログラムです。え❓相撲❓はい、相撲です。詳しくは下の方で。




10月14日(日)、但馬ではいたる所で秋祭りが執り行われていました。城崎温泉でも朝早くから男性たちがお祭りの準備を進める中、私たちはお隣の養父市へと向かいました。午前中は、2012年に旧八鹿高等学校大屋校を活用して誕生したアート施設『おおやアート村 BIG LABO』さんへ。大きな窓からやさしい光と、田んぼや山からの気持ちのいい秋の風が入ってくる音楽室(現・研修室1)で、3歳の女の子とのダンスセッション。





テープで床に橋をかけたり、飛び石をつくったり、そこへスカーフでお魚を泳がせてみたりして、想像力をめいっぱい使いながらのたっぷり45分間。「さーこんな風にまわりましょう」「こんな風にジャンプしましょう」と言わなくても、想像の世界で動いてみるとちゃんと出来る。むしろ、もっとのびのび踊れてる✨

クラスの始まりではどのワークに対しても「んーできないと思う」と言っていたのが、終わることには「できる」「やってみる」の連続になり、うれしかったです。クラスのあとは、カボナナカフェのパンと珈琲でゆったり。本当に素敵な空間でした。BIG LABOさん、ありがとうございました❗️次回は春あたり、城崎オープンダンスクラスがお休みの時に、みんなで大屋にいけたらいいな〜🌸





午後からは、場所を変えて養父市・奥米地へ。
ダンストークとしては、①外部アーティストとのコラボ企画としても、②伝統文化×ダンスとしても、初めての試み。今回は城崎国際アートセンターに滞在中【日本相撲聞作曲家協議会】(Japan Association of Composers for Sumo Hearing Arts  略して:JACSHA)の皆さんとの共同プログラムとして『ねっていずもうからダンスをつくろう!?ワークショップ』を開催しました。





養父市・奥米地の水谷神社に伝わるねっていずもうとは、現在の相撲の原型とも言われている国指定の無形文化財。向かい合った二人の力士が「ヨイ、ヨイ、ヨイ」のかけ声で地面を踏みしめ、互いに拳を突き出したり、首を抱えて一周とびまわったりします。勝ち負けはなく、外から見ていると少し踊りのようにも見えます。

▶︎神戸新聞:ねっていずもう奉納 力強い所作に住民拍手 養父📰

https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201810/0011716509.shtml

このねっていずもうについて、保存会の皆さまに実際に見せていただいたり、お話を聞きながら、身体と音楽の視点から、新たなダンスの可能性を探るプログラムでした。短時間だったので、ダンス作品が完成するというものではないものの、楽器や身体をつかってさまざまな探求ができました。地域に脈々と受け継がれている身体性に生で触れる機会として、また外部のアーティストと地域を[つなぐ]という意味においても、今回チャレンジしてよかったと思えるプログラムでした。





JACSHAの方々は今月、10月21日(日)14:00〜 城崎国際アートセンターにて『はじめまして、コンサート』を開催されます。お近くの方はぜひ行ってみてくださいね♫
詳しくはこちら→ http://kiac.jp/jp/events/5236